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欧米における組紐はBraidingと呼ばれていますが、日本の組紐のすばらしさが徐々に浸透し、Kumihimoとして通用するようになっています。この20年間に、英語圏を中心に作家・研究者も増え、国際会議の開催が望まれていました。第1回の国際会議は日本が音頭をとるべきものと考えられます。
京都工芸繊維大学伝統みらい研究センターは「伝統に内在された知恵を使って新たなものづくりを創成し、日本のみらいを切り拓く」ために2005年に設立されました。伝統の組紐技術もまさにその対象となります。今回はひろく組紐の歴史的・文化的・芸術的な側面にも着目し,各国の研究者,作家と意見の交換と交流を図って、組紐の可能性を広げようとするものです。この会議の開催により、国内外において我が国の伝統文化への認識が高まることも大いに期待されます。
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