組紐・組物学会では、日本をはじめとする各国の伝統の組紐、ザイルやバルブの継手などスポーツ・産業分野の組紐、そしてゴルフシャフトや自動車部品などの繊維複合材料分野の組紐の研究や普及活動を行っています。なかでも日本の伝統の組紐は、その技術を継承するシステムが失われつつあるため、その指導者の育成は急務と考えています。 組紐・組物学会では、2010年から「組紐・組物検定」を実施し、伝統の組紐に関する知識と制作技術を客観的に認定することにより、組紐技術の指導者の育成を目指しています。 「組紐・組物検定」は初歩の5級から指導者レベルの1級まで5段階があり、性別・年齢・学歴を問わずに誰でも受験できます。 このページでは、この検定の最難関の1級試験を突破して組紐・組物学会認定講師となった 10名の会員の作品を学会 外の方にも広く公開し、組紐の魅力と新しい可能性をご紹介したいと考えています。