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組紐・組物学会事務局

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〒606-8585
京都市左京区松ヶ崎御所海道町
Tel/Fax: (075)724-7844 
E-mail: inoda@kit.ac.jp
http://www.kumihimo-society.org
ご入会、ワークショップ、組紐検定のお申し込みはこちらにお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「組紐—伝統を科学する」2017年第4 回シンポジウム 京都


本学会の「第4回組紐・組物学会シンポジウム」が2017年5月27日(土)に、京都工芸繊維大学(60周年記念館1F)で開催されました。「組紐を科学する」というテーマを掲げ、延べ約90名の参加者と6人の発表者により、下記のプログラムで進行しました。(敬称略)

■講演内容
菊池摩耶子 「組紐の評価方法に関する検討」
吉田夕子  「曲がり組紐」
高木たまき 「真田紐の構造と強度に関する研究」
木村章子  「丸台組紐のコツの習得に関する研究」
池上かおり 「”結び”と時代」
日下部啓子 「トラジャ人のループ操作組紐 - マン・カッビッの伝統と現代」

一般講演 作品展講評 懇親会

「組紐—伝統に研ぎ澄まされた美と技術」2015年第3 回シンポジウム 京都


本学会の「第3回組紐・組物学会シンポジウム」が2015年5月16日(土)に、京都工芸繊維大学(総合研究棟4階)で開催されました。延べ約90名の参加者と7人の発表者により、下記のプログラムで進行しました。(敬称略)

■講演内容
魚住忠司 「繊維強化複合材料として用いられている組物」
上田隆久 「産業用の組機」」
Kontawat Chottikampon「視線移動計測による組物熟練者と初心者の比較」
青柳淑枝 「綾竹台による習作
木村章子 「パリ・グランメゾン技術者養成の取組」
西 幾代 「下げ緒と柄巻」
溝渕繁猪 「日本古来の色」

一般講演 懇親会

「組紐—美しくそして強く」2013年第2 回シンポジウム 京都


本学会の学術講演会である第2回シンポジウムが、5月25日(土)に京都工芸繊維大学60 周年記念館開催されました。仲井先生の基調講演をはじめ、「伝統・文化・歴史」分野で4件、「産業および複合材料」分野で2件の一般講演がありました。

今回のシンポジウムでは新たな試みとして、CF組紐制作が午前中に行われました。数10センチの炭素繊維組物に熱硬化性樹脂を含浸指せた状態で参加者が造形を行い、その後硬化させて造形作品とするものです。単色で柄の無い組物が作家の手により美しい形に変化するのは驚きです。本シンポジウムのテーマ「組紐-美しくそして強く」に相応しいプログラムになりました。

また同日午後には総会と懇親会があり、懇親会場で組紐検定証授与、作品賞授与などが行われました。さらにシンポジウム前後の24日、26日にはワークショップが、組紐作品・製品展示会が24-26日の3日間にわたり開催されました。

■講演内容
仲井朝美 (基調講演) 「複合材料の強化形態としての組物」
魚住忠司 「組物CFRP の作製機構の開発」
岡本和也 「学生フォーミュラへの組物複合材料の活用」
青柳淑枝 「アンデスの組紐とその探訪の旅」
石井奈々 「創作の組紐・ゆるぎ組系組物」
岡本睦子 「お龍さんの帯留から—帯留・帯締・下緒」
清澤澄江 「非直線的な高台の紐」

一般講演 CF組紐制作 懇親会

「伝統文化と未来をつなぐ組紐 」

第1回 組紐・組物シンポジウム 2011年4月22日、23日 京都工芸繊維大学60周年記念館

第一回組紐・組物シンポジウムが予定通り開催されました。廣澤浩一氏による「伊賀くみひもの歴史」に関する基調講演の後、「伝統・文化・歴史」分野で6件、「産業および複合材料」分野で3件の一般講演が行われました。会場となった60周年記念館は、斬新な建築デザインと最新の設備を有しており、心地よい環境で活発な議論と情報交換ができました。会員による発表は講演だけでなく、実物の組紐作品によっても可能です。作品展示会は講演会場の後半分を利用し、23名の会員による111点の作品が展示されました。閉会前に制作者自身による説明会も行われました。その後は講演会場に隣接するセミナー室で懇親会が行われ、会員の親睦を深めました。

一般講演 作品展 懇親会

 

講演会 4月23日

小嶋氏は絹糸以外の素材を用いて組物を制作する際の工夫について説明し、和紙や各種金属ワイヤーを用いた様々な作品を紹介しました。銭谷氏、中谷氏、菊川氏は組紐制作過程で考案された新しい組み方やその組織について説明しました。新しい組み方が出来た際に、その記録方法をどうするかについて活発に意見が交換されました。本シンポジウムの講演の様に発表をし、予稿集に残すこともその一つとなるでしょう。丸山氏は組紐教室や著作毎に異なる組紐の名称について調査結果を報告しました。呼称の統一も含めたスタンダードの提案は学会の重要な仕事の一つでもあり、今後の進展が期待されます。小村氏の研究グループは、韓国で出土した5〜6世紀の甲冑の威糸の組紐について報告しました。日本の古墳時代の甲冑の組紐を考察する際の重要な資料であり、甲冑研究家の寺本理事からも質問がありました。
京都工芸繊維大学の学生グループは、自作のフォーミュラー車のボディに用いられた組紐複合材料について発表しました。中型を抜いた後の炭素繊維の組物を、どの様に硬化させるのかについては説明が不足したと思われ、座長の魚住理事から補足も兼ねた質問がありました。本シンポジウムの実行委員長でもある上田理事は、配管における弁や継手に用いられる組物について説明しました。流体の温度や腐食性が大きく、使用可能な材料が限定される中で、確実な漏れ止めを実現する苦労が紹介されました。伊豆蔵氏は京都工芸繊維大学の博士課程で研究中である、3軸織物の制作手法について報告しました。

09: 30〜10: 15

廣澤浩一 「伊賀くみひもの歴史」(基調講演)
10: 15〜10: 30 小嶋博子 「いろいろな素材への挑戦」
10: 30〜10: 45 銭谷信子 「新しい組み方・平源氏交差組」
10: 45〜11: 00 中谷 彩 「源氏組」
11: 00〜11: 15 丸山文乃 「組紐の名称」
11: 15〜11: 30 菊川啓志 「金剛組24玉」
11: 30〜11: 50 小村眞理、田中由理、木沢直子 「古代韓国の組紐」
14: 20〜14: 40 橋本 優、平木 康祐、北山 周 「学生フォーミュラと組物FRP」
14: 40〜15: 00 上田隆久 「高温用漏れ止め部品における編み物技術、組物技術の活用」
15: 00〜15: 20 伊豆蔵誠人 「織機型広幅組機による多軸組物の作製方法」